バナナのダイエット効果

健康

スーパーやコンビニ等で手軽に手に入るフルーツの一つであるバナナは、普段の食事で取り入れているという方は少なくありません。
しかしダイエットを始めようと考えている時に、甘い果物を食べるのはかえって太ってしまうのではと不安に感じる方も多いようです。

どのような食材もダイエットをする上では、含まれている栄養素や摂取すべき量等をきちんと理解しておけば安心して食べることが出来ますし、何よりバナナはダイエット中の方の強い味方となってくれる食材の一つでもあります。

バナナに含まれている栄養素について

そもそもこの食材にはビタミンやミネラルなど、体の調子を整えるために欠かせない栄養素が含まれており、さらに動脈硬化などの疾病予防に役立つとして注目されるポリフェノールも多く含まれている特徴があります。
ダイエットをしている方にとって気になるのが糖質だといわれていますが、バナナ1本につき糖質は約19.4gであり、他の果実に比べてやや多めに含まれています。

例えばみかんであれば100gあたり糖質は8.9gでりんごは糖質が12.9gとなります。
糖質の高さからみてカロリーも高いと思われがちですが、実は1本あたり93kcalと低く、朝ごはんで食べることが多いご飯1杯が234kcalで食パン1枚が198kcalであることを見ると朝ごはんの主食としてこの果物を食べることは非常に低カロリーであることがわかります。

バナナを摂取する際に注目すべきビタミンB6

そしてバナナを摂取する際に注目すべき栄養素なのがビタミンB6であり、1本食べるだけでほぼ1食分の目標量を摂取することが出来る特徴があります。

ビタミンB6は食べ物のたんぱく質がエネルギーとして消費される際に必要となる栄養素であり、血液や筋肉が作られる時に働きます。
そのことから普段スポーツをする機会が多いという方にとって、たんぱく質を多く摂る人ほど必要となります。

体内の鉄分の働きを強めるモリブデン

次に挙げられる栄養素がモリブデンです。
このモリブデンとは体内の鉄分の働きを強める栄養素となっており、別名血のミネラルと呼ばれる特徴があります。

1本食べることで1食分の目標量を補うことができることや、貧血予防にもなるので女性など日頃から貧血になりやすいことに悩んでいる方にとっても心強い食材といえます。
そして他の果物と比較しても含有量が多いとされるのがマグネシウムであり、骨の健康維持や体温の調節機能など健康を維持するために欠かせない栄養となります。

これらのことを踏まえて普段の食事に積極的に取り入れることは、低カロリーで太りにくく血糖値の観点から見てもダイエットに向いていることがわかります。

糖質が少ないバナナはダイエットに非常に理想的な食材

糖質が高いと接種後に血糖値が急激に上がるため、インスリンが分泌されて血糖値が下がるのですが、このインスリンには糖を中性脂肪にして蓄えてしまう特徴があります。
そのためダイエットを成功させるためには、日頃からインスリンが出過ぎないように血糖値を急激に上げない食事を心がける必要があるため、糖質が少ないバナナは非常に理想的な食材といえます。

実際にこの果物は食品に含まれる糖質の吸収度合いであるGIは47で、血糖値を上げにくい低GI食品に分類されています。
そのため普段の食事に積極的に取り入れれば、インスリンは分泌しすぎることはなく糖はすみやかに吸収されるので単独で食べて太ってしまうというリスクは低くなります。

便秘解消に役立つ

そして多くの人に食べられている理由の一つに便秘解消に役立つことが挙げられます。
整腸作用に役立つ栄養素の一つとして有名なものに食物繊維がありますが、バナナには便の体積を自然と増やして排便を促す効果がある水溶性食物繊維が含まれている特徴があります。

ただ1本毎日食べたとしても、摂取出来る食物繊維は1.1gで目標量となる男性21g以上、女性18g以上には少ないです。
そのため合わせて便通の改善に役立つ乳酸菌を活用することが効果的となります。
特にビフィズス菌を配合しているヨーグルトを一緒に食べれば、便秘に悩んでいる方もおいしく食べてお通じを解消することが出来るメリットがあります。

バナナを何時頃食べれば効果的なのか?

では実際に何時頃食べれば効果的なのかというと、朝昼晩いつ食べても問題はないとされます。
朝であれば含まれている栄養素であるカリウムが、体内の塩分を調節してくれるので高血圧の改善に役立ちます。
朝は副交感神経により心臓の働きが活発になる時間なので、1日の中でも最も血圧が上がりやすくなります。
バナナ 効果 朝より)

また昼なら午後の活動に必要なエネルギーチャージが行えるので、ダイエットで体を動かすという場合にも体内で素早く取り込まれて、エネルギーの補給に役立ちます。

そして夜に食べる場合は、トリプトファンというアミノ酸成分によって気持ちや感情を調整し心の安定を保つ働きのある、脳内ホルモン「セロトニン」を増やす効果が得られます。
そのため1日のストレスや緊張が和らいでリラックス効果を得ることが可能です。

まとめ

このように身近な果物でありながら、健康や美容に良い影響を与えてくれる効果があることから普段の生活でしっかり取り入れていくことが大切になります。

タイトルとURLをコピーしました