美味しさで選ぶ!フルーツ系青汁vs抹茶系青汁を徹底比較

健康

「まず〜い!もう一杯!」

このCM、覚えていらっしゃるでしょうか。
罰ゲームの代名詞として、私たちの記憶に強烈なインパクトを残した青汁。

何を隠そう、かつての私も青汁を「苦くて青臭い、お年寄りの健康ドリンク」だと決めつけていました。

はじめまして。
元・不摂生フードデザイナーの緑川あおいと申します。

以前は食品メーカーで、「いかに人間の欲求を刺激するか」を追求し、ヒット商品の開発に明け暮れる毎日。
深夜まで続く試食と不規則な生活で、私の身体はボロボロでした。

そんな私を変えたのが、母が送ってくれた一杯の青汁だったんです。
それは、私が知っている“罰ゲーム”とは全くの別物。
フルーツの甘みが広がる、驚くほど美味しい「ご褒美ドリンク」でした。

この記事を読んでくださっているあなたも、もしかしたら、かつての私と同じように感じているかもしれません。
「健康のために飲みたいけど、まずいのは嫌…」
「フルーツ味とか抹茶味とかあるけど、一体何が違うの?」

ご安心ください。
この記事を読み終える頃には、そんな悩みは綺麗さっぱり消え去り、あなたにピッタリの「美味しい青汁」がきっと見つかります。

一杯の緑が、人生を変えることだってあるんです。
さあ、私と一緒に、新しい青汁の世界へ冒険に出かけましょう。

なぜ今の青汁は「美味しい」のか?ガラケーからスマホへの劇的進化

そもそも、なぜ昔の青汁はあんなに「まずい」イメージだったのでしょうか。
そして、なぜ今の青汁はこんなにも美味しくなったのか。

それは、青汁の世界で「ガラケーからスマホへ」とでも言うべき、劇的な進化が起こったからです。

「まずい」の正体はケールだった

昔の青汁の主役は、「ケール」という野菜でした。
ケールは栄養価が非常に高く、「野菜の王様」とも呼ばれるスーパーフードです。

しかし、その栄養と引き換えに、独特の苦味と青臭さという強烈な個性を持っていました。
フードデザイナー的に言えば、「旨味や甘みよりも、苦味の主張が強すぎる」状態。
良薬口に苦し、とは言いますが、続けるにはなかなかの覚悟が必要でした。

救世主「大麦若葉」の登場

そんな青汁界に革命を起こしたのが、「大麦若葉」です。

大麦若葉は、ケールに負けないくらい栄養豊富なのですが、味にクセがほとんどありません。
ほのかに甘く、香りは抹茶に近い、すっきりとした風味が特徴です。
この救世主の登場により、青汁は「我慢して飲むもの」から「美味しく飲めるもの」へと大きな一歩を踏み出しました。

現在、市場に出回っている青汁の多くは、この大麦若葉を主原料としています。

参考: 青汁なら大麦若葉100%粉末の金の青汁【日本薬健】

味の二大巨頭「フルーツ系」と「抹茶系」の誕生

主原料が飲みやすくなったことで、メーカーはさらなる「美味しさ」を追求し始めます。
そこで生まれたのが、現在の二大巨頭である「フルーツ系青汁」と「抹茶系青汁」です。

大麦若葉のクセのない風味を活かし、フルーツの甘みを加えてジュースのように仕上げたもの。
大麦若葉の抹茶のような香りをさらに引き立て、本格的な味わいに仕上げたもの。

この二つの進化が、青汁を“罰ゲーム”から“ご褒美”へと完全に生まれ変わらせたのです。

【徹底比較】フルーツ系青汁 vs 抹茶系青汁 あなたはどっち派?

それでは、いよいよ本題です。
「フルーツ系」と「抹茶系」、一体どちらがあなたに合っているのでしょうか。
元フードデザイナーの視点から、それぞれの魅力と注意点を徹底的に解剖していきます。

まるでジュース!「フルーツ系青汁」の魅力と注意点

フルーツ系青汁は、マンゴー、りんご、バナナといった果物の果汁や粉末をブレンドし、甘くて飲みやすいのが最大の特徴です。
野菜嫌いのお子様でもゴクゴク飲めてしまうほどの美味しさは、まさに「青汁界のアイドル」と言えるでしょう。

【魅力】

  • 圧倒的な飲みやすさ:野菜の青臭さはほとんど感じません。まるでミックスジュースのような感覚で楽しめます。
  • 美容成分のプラスα:フルーツ由来のビタミンCに加え、商品によってはコラーゲンやプラセンタ、乳酸菌などが配合されていることも。美容を意識する方には嬉しいポイントです。
  • アレンジの自由度:牛乳や豆乳で割れば、本格的なスムージーに。ヨーグルトに混ぜたり、アイスにかけたりと、デザート感覚で楽しめるのも魅力です。

【注意点】

  • 糖質・カロリー:美味しさの裏側で、果糖や人工甘味料が多く使われている場合があります。ダイエット中の方や糖質を気にしている方は、必ず成分表示を確認する習慣をつけましょう。

こんな人におすすめ!

  • とにかく美味しくないと続かない方
  • 野菜が苦手な方やお子様
  • 美容も一緒にケアしたい方
  • スイーツ感覚で青汁を楽しみたい方

オトナの味わい。「抹茶系青汁」の魅力と注意点

抹茶系青汁は、主原料である大麦若葉の風味を活かし、本物の抹茶を加えることで、上品な味わいを実現しています。
甘さ控えめで、ほろ苦さの中に旨味を感じるその味は、「青汁界の実力派俳優」といったところでしょうか。

【魅力】

  • 自然で本格的な風味:甘味料に頼らず、素材の味で勝負しています。すっきりしているので、食事と一緒に楽しむこともできます。
  • 栄養の相乗効果:青汁が持つ食物繊維やビタミンに加え、抹茶特有の成分であるカテキンやテアニンも同時に摂取できます。まさに一石二鳥ですね。
  • シーンを選ばない汎用性:お湯で溶かしてホッと一息ついたり、牛乳で割って抹茶ラテ風にしたり。お菓子作りにも使いやすく、甘さの調整がしやすいのも利点です。

【注意点】

  • カフェイン:抹茶が含まれているため、ごく微量のカフェインを含みます。コーヒーや緑茶に比べればずっと少ない量ですが、妊娠中の方やカフェインに非常に敏感な方は、念のためパッケージの注意書きを確認すると安心です。

こんな人におすすめ!

  • 甘い飲み物が苦手な方
  • 抹茶や緑茶の風味が好きな方
  • 健康成分にこだわりたい方
  • 食事と一緒に青汁を飲みたい方

一目でわかる!比較早見表

二つのタイプの特徴を、分かりやすく表にまとめてみました。
あなたが青汁に何を求めるか、チェックしてみてくださいね。

項目フルーツ系青汁抹茶系青汁
味の方向性甘くてジューシーすっきりほろ苦い
甘さ★★★★★★★☆☆☆
飲みごたえとろみがあり満足感◎さらりとしていて軽やか
栄養+α美容成分(ビタミンC等)健康成分(カテキン等)
おすすめアレンジヨーグルト、スムージー牛乳(ラテ)、お湯割り
こんな人に青汁初心者、お子様甘いのが苦手な大人

元フードデザイナーが伝授!失敗しない「美味しい青汁」の選び方3つの法則

フルーツ系か抹茶系か、大まかな方向性が決まったら、次はいよいよ具体的に商品を選ぶステップです。
ここで失敗しないための「3つの法則」を、こっそりお伝えします。

法則1:主原料は「大麦若葉」をチェックせよ

繰り返しになりますが、現代の美味しい青汁の基本は「大麦若葉」です。
パッケージの裏にある原材料表示を見て、一番最初に「大麦若葉粉末」と書かれているものを選べば、まず大きな失敗はありません。

中には明日葉(あしたば)や桑の葉をブレンドしたものもあり、それぞれに違った魅力がありますが、美味しさを最優先するなら、まずは大麦若葉100%か、それがメインのものから試すのが王道です。

法則2:「美味しい」の裏側にある添加物を知る

特にフルーツ系の青汁を選ぶ際に気をつけてほしいのが、甘味料の種類です。
「果糖ぶどう糖液糖」や「人工甘味料(アスパルテームなど)」が多く使われているものは、確かに甘くて美味しいのですが、健康のために飲む青汁としては少し考えもの。

できるだけ、果汁そのものの甘みや、天然由来の甘味料(ステビアなど)を使っているものを選ぶのがおすすめです。
これは良い・悪いという話ではなく、「自分が何を優先したいか」を理解した上で選ぶことが大切なのです。

法則3:まずは「お試しセット」で味覚の冒険へ

どんなに口コミが良くても、最終的に美味しいと感じるかどうかは、あなたの舌が決めること。
いきなり大袋や定期コースを契約するのではなく、まずは数百円から千円程度で試せる「お試しセット」から始めてみましょう。

いくつかの商品を試すうちに、「私はマンゴー系の甘みが好きだな」「こっちの抹茶は少し粉っぽいかも」といったように、自分の好みがだんだん分かってきます。
それこそが、最高の青汁に出会うための一番の近道。
ぜひ、味覚の冒険を楽しんでください。

青汁探求家・緑川あおいの「ご褒美」アレンジレシピ

そのまま飲んでも美味しい青汁ですが、ほんの少し手間を加えるだけで、立派な「ご褒美スイーツ」に大変身します。
私が普段から楽しんでいる、とっておきのアレンジレシピを2つご紹介しますね。

フルーツ系青汁で作る「朝の目覚め!トロピカルヨーグルト」

これは、忙しい朝の定番メニューです。
前の晩に仕込んでおけば、翌朝にはスプーンを入れるだけ。
食物繊維と乳酸菌が一度に摂れて、お腹の中からスッキリしますよ。

  1. プレーンヨーグルト(無糖)100gに、フルーツ系青汁1包を混ぜる。
  2. お好みで冷凍のミックスベリーやグラノーラを乗せる。
  3. 冷蔵庫で一晩寝かせたら完成!

抹茶系青汁で作る「大人のほろ苦ソイラテ」

仕事の合間にホッと一息つきたい時におすすめなのが、このソイラテ。
豆乳のまろやかさが、抹茶系青汁のほろ苦さを引き立ててくれます。

  1. 抹茶系青汁1包を、少量のお湯(50cc程度)でよく溶かす。
  2. 温めた豆乳(150cc)を注ぎ、よくかき混ぜる。
  3. お好みで、ほんの少しだけハチミツを加えるのもおすすめです。

まとめ:あなただけの一杯を見つける旅へ

さて、ここまでフルーツ系青汁と抹茶系青汁の違いから、選び方の法則、アレンジレシピまでご紹介してきました。
最後に、今日のポイントを振り返ってみましょう。

  • 今の青汁は「大麦若葉」が主流で、驚くほど美味しくなっている。
  • フルーツ系はジュース感覚で、美容も気になる初心者さんにおすすめ。
  • 抹茶系は甘さ控えめで、健康志向の大人におすすめ。
  • 選ぶ時は「主原料」と「添加物」をチェックし、「お試し」から始めるのが鉄則。

かつて、青汁は私にとって「健康のための義務」でした。
でも今は、心と身体を整えてくれる「最高の楽しみ」に変わりました。

フルーツ系か、抹茶系か。
どちらを選んでも、それはあなたの健康的な未来への素晴らしい第一歩です。
大切なのは、完璧を目指すことではなく、楽しみながら、自分のペースで続けること。

まずは、気になる青汁を一杯、牛乳で割ってみることから始めてみませんか?
その一杯が、あなたの明日を、そして未来を、きっと変えてくれるはずです。

今日の青汁、明日のわたし。

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